6月3日ためしてガッテンでは脚のむくみには通常のむくみとむくみモドキがあること、むくみモドキ+下記の症状があれば甲状腺機能低下症の疑いがあるので甲状腺検査を受ける、劇的な改善劇もありましたね。
300万人の女性が可能性があるなどと言われるとやはり気になるものです。
脚のむくみの通常のむくみとむくみモドキの見分け方
むくんでいる脚の向こうずね辺りを5秒ほど押す。
跡が残る場合⇒通常のむくみ
跡が残らない場合⇒むくみモドキ
むくみモドキがあり下記の症状が重なって起こっている場合は甲状腺の検査を受けてみましょう。
うつ症状
極度の冷え
急な抜け毛
呼吸困難
発汗減少
乾燥肌
関節痛
動悸
息切れ
むくみモドキを起こしているのはヒアルロン酸だった
今回の放送で分かったことですが、ヒアルロン酸は細胞が作っているもの、そして細胞と細胞の隙間を埋めてクッションの働きをするので絶対に必要なのものということです。
ヒアルロン酸と聞くと、あった方がいい程度に思っていましたが
そうではなくて必須のものなのです。
ではなぜそのヒアルロン酸がむくみモドキとなるのか?
甲状腺とはノド仏の下にある直径5センチの臓器なのですが
甲状腺ホルモンを作っています。
この甲状腺ホルモンは全身の60兆の細胞に届いて活発にさせるものでとても重要です。
甲状腺ホルモンが不足すると細胞は働きが悪くなってヒアルロン酸を作ることはしても、もう1つの働きである分解酵素をさぼって作らなくなるのです。
本来ならばその分解酵素で古くなったヒアルロン酸を溶かして処理するのですがそれをしない状態になってしまう。
そのために古いヒアルロン酸がどんどんたまって、それがむくみモドキとなってしまうのです。
この甲状腺ホルモンの不足、「甲状腺機能低下症」が原因でむくみモドキと様々な症状が出ているのです。
甲状腺機能低下症の検査は何科なのか?
先ずは内科で血液検査で分かりますので、むくみモドキ+上記の症状があれば受診します。保険も適用されます。
甲状腺機能低下症の治療は?
甲状腺ホルモン剤で紹介されていたお二人は1か月で改善したということでした。
1名は20代で朝も夜もむくんで体がだるく、息もできないほど苦しかったりしたのが身体も軽くなって体重も減ってとても楽になったと喜んでおらましたね。
もう一人の方は70代位の方でまぶたもむくんで視界が狭くなっていた、呼吸もできない、それが1か月で楽になって助けられた、そんな気持ちですと明るく語っておられました。
甲状腺機能低下症のうつ症状
今回のためしてガッテンでとても心に残ったのが重度のうつ状態が3年続いて洗濯物をたたむ気力もなくしゃべり方全く元気のなかった方のお話でした。
心療内科で抗うつ剤を処方されていても全く効果なし。
ところが最後に甲状腺の検査を受けてみて、甲状腺機能低下症であることが分かり甲状腺ホルモン剤を処方してもらって劇的に改善されたのですね。
甲状腺機能低下症にはうつ病ととても良く似たうつ状態や気力低下、物覚えが悪くなるなど出るので間違いやすいのです。
だから抗うつ剤で改善しない方は可能性の1つとして甲状腺機能低下症を疑ってみて、甲状腺の検査も視野に入れてみられるといいかもしれませんね。
さいごに
6月3日ためしてガッテンの脚のむくみが教えてくれる甲状腺機能低下症とうつ症状はとても勉強になりました。
次週6月10日の「食べて糖尿病大改善!医師も驚がく最新ワザ」
これは血糖値高めの私にはまた見逃せない楽しみな番組です。
食べて糖尿病を改善するなんて、ためしてガッテンらしい素晴らしい内容ですね。毎週水曜日が楽しみです。