パンの焼ける香りをかぐとほんわか幸せ
な気分になります。
我が家では、休日ランチに子供と一緒に
よくパンを焼きます。
本格的にやると、パン作りはコネ、一次
発酵、二次発酵、成形、ベンチタイム、
焼成といろいろな工程があります。
子供とやるには生地の管理がうまくでき
ず、気になってしまうかもしれません。
我が家の自分たちで楽しむおうちのパン
は、もっと作業を省略して細かいことは
気にせず楽しく作ります。
本格的ではないけれど、焼き立てパンの
味は格別です。
今回は子供と一緒に手作りパンを楽しむ
レシピや、パンの保存、オーブンがなく
てもパンが焼ける方法をご紹介します。
手作りパンを簡単に子供と作る方法
今回は、発酵なしのパン、レンジ発酵で
手軽に作るパン、薄力粉とベーキングパ
ウダーで作るさらにお手軽なソーダブレ
ッドの3種類をご紹介します♪
発酵なしのパンつくりかた
べたつきが少ない生地なのでお子様でも
扱いやすいと思います。
材料
強力粉 200g(薄力粉を混ぜてもOK)
ドライイースト 小さじ1
塩 ひとつまみ
バター 大1(サラダ油や、オリーブ油
など他の油脂でもOK)
はちみつ 大1(砂糖でもOK)
イースト分のぬるま湯 大1
水 100ml
お好きなトッピング お好みで
つやだしの卵水 適量
1.イーストを大1のぬるま湯に入れる。
ボウルに強力粉と塩を入れよく混ぜてお
く。
2.耐熱容器に100mlの水を入れ1分レンジ
でチンしてボウルに入れる。
バター、はちみつも入れヘラで混ぜる。
3.イーストも入れて混ぜ、ひとかたまり
になってきたら、手ごねします。
初めは手につきますが、こねているうち
にキレイになります。
4.子供にがんばってもらいます。
ボウルの中にえいって落としたり、こね
こねしてと、任せます。
5.10分くらいやってもらったら、回収。
今度はママが仕上げです。5分くらいこ
ねます。生地がつるんとしたらOK。
6.ぬれぶきんをかぶせて、お好みのトッ
ピングを準備します。
7.生地をスケッパーでわけて、好きな形
に子供に作ってもらいます。トッピング
はここでつかいます。
コーンをまぜたり、チーズやウインナー
を巻いたり、レーズンパンも美味しい?
8.成型が終わったら乾燥防止にぬれぶき
んをかぶせ、オーブンを180度で余熱
します。
9.ツヤだしの卵水はなくてもよいですが
やる場合はハケで塗り、180度で15
分焼いたらできあがり。
チョコぺんでおえかきする時は焼き上が
って冷ましてから描きましょう。
トッピングを準備したり、成型をする時
間、オーブンの予熱を待つ時間で、発酵
時間をとらなくても、おうちパンは十分
おいしいです。
レンジ発酵のパンのつくりかた
レンジ調理の達人、村上祥子先生のレシ
ピを参考にさせていただいています。
量がすくないので、おやつ用にはやく
作りたいときに便利です。
材料
強力粉 100g
牛乳 75ml
バター 小さじ2
塩ひとつまみ
砂糖 大さじ1
ドライイースト 小さじ1
1.直径14センチの耐熱ボウルに牛乳と
バターをいれ、ラップなしでレンジで
30秒加熱する。
2.とりだして泡だて器でバターをとかし、
イーストを加え、よく混ぜる。
塩、砂糖、粉の1/3量を順に加え、なめ
らかに混ぜ合わせる。
3.のこりの粉をいれて箸でぐるぐるとひ
とかたまりになるまで混ぜる。
4.生地にクッキングペーパーをじかにか
け、レンジ弱(150~200W)で30秒加熱。
これで1次発酵が終了です。
5.10分生地を休ませたら、まな板に打ち
粉をして生地を取り出し軽く上からおさ
えてガス抜きをする。
包丁で放射線状に6等分する。
6.切り口を中に入れ込むように生地を丸
め、とじ目はしっかりとあわせる。
グッキングペーパーをしいた耐熱皿に並
べ、さらにクッキングペーパーをかけ、
上に濡れぶきんをして室温で10分おく。
7.ぬれぶきんをとり、レンジ弱で30秒
加熱する。
8.下に敷いたクッキングペーパーごと天
板にうつす。
室温で10分おいて1.5倍くらいの大きさ
に膨らませて二次発酵が終了です。
9.200℃で温めたオーブンで8分~10分
焼く。お使いのオーブンで焼気時間は
調整して下さい。
生地を丸める時にお好きな具や、トッピ
ングをして下さいね。
ソーダブレッドのつくりかた
スコーンのよりもパンに近い、混ぜる
だけのレシピです。
材料
薄力粉 300g
砂糖 大さじ1.5
塩 小さじ1
ベーキングパウダー 小さじ2
ヨーグルト 160ml
牛乳 100ml
1.粉類をボウルに入れて、泡だて器で
ぐるぐるします。(ふるったと同じ状態
になります)
2.ヨーグルトと牛乳を加え、ゴムべらで
さっくりと混ぜ合わせる。
こねないように、粉っぽさがのこる程度
まで混ぜます。
中にレーズンなど入れる時はここで一緒
に混ぜ合わせます。
3.クッキングシートを敷いた天板の真ん
中に生地をひとまとまりにのせ、直径15
㎝位の円にして表面をならします。
4.中央に十文字の切れ込みをいれ
180℃で30分焼く。
生地を小さくして焼いても大丈夫です。
その場合は焼き時間を少し短めにします。
べたっといた生地なので、きちんと成型
せずにスプーンなどでのせて焼くといい
です。
卵を入れるとコクがでます。その場合は
牛乳の量を減らして調整してくださいね。
作業的には簡単なので、子どももすぐ作
れます。もしかしたら、簡単すぎて
味気ないかも?です。
私は、トッピングなどを先に用意して
粉を計りはじめる時に余熱を開始します。
作業が終わるころに余熱も終了して
ちょうどよいです。
パンの保存方法
もし、作ったパンが食べきれず余ってし
まったら、上手に保存すれば、次に食べる
時もおいしさを損なわずにまた食べること
ができます。
常温保存
焼いた次の日くらいに食べるのであれば
常温保存で大丈夫です。
サンドイッチにしたものや生クリームを
使ったパンは冷蔵が良いですし、早く
食べないと傷んでしまいますが、それ以
外は常温保存がよいです。
パンは乾燥が苦手なので、冷蔵庫だと乾
燥して固くなってしまいがちなのです。
早めにたべるとわかっている時はラップ
をして常温保存で大丈夫です。
冷凍保存
長く保存しておくときには冷凍保存が
おすすめです。
一個ずつラップでくるみ、さらに保存袋
に入れて冷凍します。ニオイ移りを防い
で風味を損なわずに保存できます。
食べるときには自然解凍でトースターで
温めなおして食べます。
霧吹きで水をふきかけて焼くと、しっと
りと焼き上がります。
子供のおやつ用に冷凍しておいて、
食べるときに温めなおすと手作りパンが
手軽に楽しめますね。
手作りパンをオーブンなしで焼く方法
おうちにオーブンがないから、パンは無
理とあきらめてしまう人がいるかもしれ
ません。
オーブンとは違う焼き上がりにはなりま
すが、おいしく焼ける方法をご紹介しま
す。
フライパンで焼く
ご家庭に必ずフライパンはあると思いま
す。フライパンでもパンが焼けます。
成型までふつうに作ったら、フライパン
にクッキングシートをしいて、生地を
並べて、フタをして弱火で焼きます。
途中、焼き色を確認して、いい色がつい
たら、裏返してフタなしで焼きます。
両面いい色がついたらOK。
外側はカリっと、中はもちっとした
焼き上がりです。
炊飯器を使って焼く
1.成型したパンを炊飯器のお釜に並べ
ます。
2.保温機能を10分します(2次発酵)
3.炊飯スイッチを押します。
スイッチが切れたら焼き上がり!
焼き上がりは、表面はふわふわ、裏面は
しっかり焼き色がついて香ばしいです。
焼くときに水分が抜けないからかしっと
りふわっとしたパンに焼けます。
夏場はオーブンを使うを部屋が暑くなっ
てしまい、パン焼きは敬遠しがちなので
すが、この方法は、部屋が暑くならない
ので夏場におすすめです。
まとめ
子供と何かをつくるのは、出来上がりが
多少悪くても、いっしょに作ることを楽
しむことが大事かなと思います。
パン作りでいえば、何度もやるうちに、
子供も私も粉の扱いになれてきます。
レパートリーも増えてきました。
最近では、子供と実験感覚で自然酵母を
やってみようかと思っています。
一人では挑戦できないことも、子供といっ
しょならがんばってみようかなという気持
ちがでてくるのは不思議です。
おうちパン、楽しくつくることができます
ので試してみてくださいね♪