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溶連菌感染症とヘルパンギーナの違いは?流行時期とうつる期間!

溶連菌感染症とは?

溶連菌感染症。「ようれんきん かんれんしょう」と読みます。
この病気、私の子供は4歳になって初めてかかったので、読み方すらなんだかよく分からない感じでしたが、友人と話をしていると、「あぁ~知ってる知ってる。子供は必ず1度以上はかかるものよ~」と言われました。
かかりやすい病気なんですねぇ。

溶連菌感染症は風邪のような症状から始まる感染症の1つです。
5歳から15歳までの子供に多くみられる病気と言われますが、どんな病気ちょっとご説明しましょうね。

溶連菌感染症とヘルパンギーナの違いは?

■初期症状
初期症状は風邪やヘルパンギーナに似ているかもしれませんね。
1つはのどの痛み。もう1つは38~39℃の高熱です。
その他にも嘔吐などの症状が伴う場合もあります。

症状からはなかなか区別が難しいのですが、
ヘルパンギーナはウイルス、溶連菌感染症は細菌からと言う点が大きな違いです。

またヘルパンギーナは特効薬がなく、喉の痛みなどに対する対症療法が主なのですが、
溶連菌感染症は後述しますが抗生物質の投与が有効となりますよ。

のどの痛みや熱だけでは風邪ともなかなか区別がつかないのですが、この病気の特徴は他に発疹が出ることがあげられます。
イチゴ舌と呼ばれるのですが、舌に赤いポツポツができてイチゴの表面のようになったり、手や足、体に痒みを伴う状態で出来たりします。

ちなみに私の子供の場合は短期間に2回かかってしまいました。
1回目は熱と嘔吐の症状はあったのですが、のどの痛みやイチゴ舌まで私には判断ができませんでした。

そして2回目は熱も嘔吐もなく、のどの痛みもイチゴ舌も、特徴的な症状は何1つ見られませんでした(素人だからというのもあるでしょうけれど…)。
ただ、黄色の鼻水が長く詰まっていたことが気になって病院へ行ってみると「溶連菌ですねぇ」と。

うーん、こんな風に初期症状にもばらつきがありますから、様子がいつもと違う時は病院へ行ってみた方が良いですね。

溶連菌感染症 流行時期

■流行期
年中見られる感染症ですが、特に冬場と春から夏にかけてが多いようです。

その時期になったら、各自治体の感染症情報やお子さんのいらっしゃる方は保育園、幼稚園で感染者情報がないかなど確認してみましょう。

感染力も強いのかな?と個人的に思うのですが、私の子供の登園する保育園では、1度お子さんの1人がかかると一気に何人かに感染し、間を置いて次々とまた別のお子さんが感染していく…という傾向がありました。

溶連菌感染症 うつる 期間

■感染から回復まで
潜伏期間は約2~5日。
その後発症し、適切な処置をしてから徐々に熱が下がり、のどの痛みも回復していきます。

実は溶連菌感染症は適切な抗生物質を投薬すると、投薬から24時間後には感染力がなくなると言われています。
ですので、学校や保育園、幼稚園には意外と早く通うことができるんですよ。

ただし!
この病気で注意するところは、完治したよと判断されるまでに時間がかかります。
なぜなら処方された抗生物質を飲みきり、発症から約3週間後に尿検査をした後に完治かどうかの判断がされるからです。
どうしてそういう流れなの?というのは後でご説明しますね!

■原因と感染経路
この病気は「A 群溶血性レンサ球菌」がのどに感染することが原因とされています。
感染経路となるのは感染者からくしゃみやせきなどを通してうつる飛沫感染や何かのタイミングで手に付いた菌が口の中に入り込んでしまったなどという場合に起きる経口感染です。

保育園や幼稚園など、集団生活をされているお子さんたちの間で感染しやすいというのは、飛沫感染、経口感染が大多数だからなんですね。

さて次の記事は溶連菌感染症の検査方法や治療方法について説明してみましょう。

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