熊本の食中毒のニュースを見て
思わず書いてみたくなりました。
食中毒と気温や湿度との
関係なども知識として知っておきたい
ものですね。
熊本で食中毒のニュース!被災地の不安は?
私がそのニュースに気が付いたのは、
丁度ボランティアに出掛けていない週
でした。
たまたま、その週は仕事が忙しく
出掛ける余裕が無かったのでとても
驚いたのを覚えています。
ニュースの内容は
「熊本市内にある、飲食店が炊き出し
の目的でその日の朝作ったおにぎりから
黄色ブドウ球菌が発見された。」
「朝ににぎったおにぎりが、発泡スチ
ロール容器に入れられ、お昼頃まで
放置されていたため、菌が増殖した
可能性!」
というニュースでした。
おそらく、その店舗さんは、ご好意の
提供おにぎりを作っておられたでしょ
うし、沢山作ったので、冷まさず
容器に詰め込んでしまったんだと
思います。
真冬なら起こりえなかったこの
食中毒トラブル!
私たちボランティア活動の中でも
そのニュースを聞いてから、安心して
食べていただけるように、配慮する
ように心がけています。
被災者の方が一番大切な「食事」です
ので、これからの梅雨や夏に向けて
徹底して管理しなければならない課題
だと痛感しました。
幸い、一時入院された方々も、すぐに
退院され大事には至りませんでしたが、
きっとこのニュースで皆さん不安に
思われたとことでしょう。
このニュースを見て周りの意見は?
「善意でやっているのに、可哀相すぎ」
「保温するために発泡スチロールって、
保冷しないとだめでしょ!」
「誰も悪くないよ!菌が悪いんだ!」
「仕方ないかもしれないが、こんな時
こそ冷静になる事。食中毒が原因で死
んでしまったら、もともこうもない!」
など多数の意見があります。
ボランティア活動している私としては
これからの課題です。
食中毒と気温と湿度に関係していた
そんな中、冷静に食中毒を起こして
しまった原因を解明しなればなりません。
ニュースやご意見では、
おにぎりを詰めた発泡スチロールが
菌を増殖させたと報じていますが、
食中毒の菌はどのように発生して
増殖拡大していくのでしょうか?
食中毒の起こる原因菌
一般的言われている食中毒を起こす
原因菌には、生鮮食品
(魚・肉・卵・それらの加工品含む)が
加熱していない事で起こると言われてい
ますが、
今回の被災地での場合は、加熱したお
米のおにぎりから発生しています。
これは、人の手や指から感染するブドウ
球菌が原因と言われているんです。
今回は素手でにぎられたおにぎりなのか
どうかは分かりませんが、素手の場合は
間違いなくブドウ球菌が感染するので
要注意です。
今回のおにぎりのケースは、
沢山握って冷めてない状態で密閉して
しまったため、湿度がこもり、細菌の
増殖を進めてしまったのが原因として
あげられているので、
これからの季節、湿度と温度は
最新の注意を払わなければなりません。
しかも食中毒原因の細菌は沢山存在して
いて、一度加熱処理しているソーセージ
やハムシチューやカレーなども夏場は
危険と言われています。
ご家庭でも、夏場前の夜に作っておく
カレーやシチューなどの煮物には注意
してください。
酸素を嫌うウェルシュ菌は、加熱調理
された後、長時間放置されると増殖し
ますのでご注意くださいね。
食中毒とノロウイルスの違いはココだった!
また、食中毒で良く聞かれる冬の風邪の
種類と思われがちな「ノロウイルス」
寒い季節に多発するのはご存知だと
思います。
症状も食中毒と同じで、嘔吐と下痢が
激しいですね。(激しい方は発熱あり)
ウィルスが原因で起こる食中毒で、
特に有名なのが「牡蠣」を生で食し
食中毒にかかったという例です。
牡蠣や貝類にもともと持っている
ウィルスが加熱しない事で食中毒にかか
ってしまうケースです。
症状は先程の食中毒に変りがないのです
が、冬に特定して起こるので、冬の風邪
として扱われる事が多いです。
簡単に言えば、
食中毒の原因は細菌。
ノロウィルスの場合はウィルス。
(インフルエンザのようなもの)
と分類して理解すれば分かり易いのでは
ないでしょうか?
症状は同じですが、感染原因が違う
事を覚えておきたいですね。
まとめ
さて、被災地で食中毒に苦しまれた
方々には、何と声を掛ければよいのかと
考えてしまいますが、とにかく一刻も
この息苦しい生活から解放できる手段
を見つけてあげたいです。
私自身は被災したことはありません。
だから今出来ることを、するだけ
なんです。
まずは、このニュースを受け入れて、
これから訪れる梅雨や猛暑に備え、
健康被害が広がらない事は、真の課題だと
思っています。
食中毒はいりません。
早く普通の生活に戻れるように
皆さんもなにか1つでも良いので、
ご支援よろしくお願いします。