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2月になると、バレンタインの義理チョコを考える方も多くなってきますね。
最近は、会社で禁止や廃止にするところも増えてきていますが
何となく会社で慣例になってしまっていたことも多い義理チョコ。
あげる側としては、いくつも買わなきゃならず、内心迷惑と思っている人も多いのでは。
また逆に、ホワイトデーにお返しする側も、
もらったものより多めに返さなければならず、地味に負担となっているという声も聴きます。
でも、内心、義理チョコだからこそ「欲しいなあ」という方もいます。
義理チョコでもいいから「欲しいなあ」と思っている人もいます。
難しいところですよね。
そこで今日は、バレンタインの由来とともに、
義理チョコ職場でやめてもらえたらな~問題について考えてみます。
バレンタイン義理チョコ職場での問題
職場でのバレンタイン・義理チョコ。
愛でも恋でもなく、告白でもなくて、
職場での人間関係をスムーズにする潤滑油的な役割なのは、わかるのだけど・・・
そして、もらう側も負担になっている場合もありますね。
決して義務ではないけれど、果てしなく義務に近い「義理」チョコ。
会社によって、また部署によってもとらえかたはいろいろと思いますが、
ここでは、義理チョコが迷惑!なくしたい!と思う方の目線で考えてみます。
バレンタインの義理チョコを迷惑と思うお互い
贈る側の女性も
「義理チョコとはいいながら、どんなものを選べばいいの?」と考えて、頭を悩まします。
先輩女子社員よりちょっとイイものになってしまったりすると、角が立ちそうだし…
仮に数百円の出費でも、お金だって使う。
お返しも、正直一度に甘いものを大量にもらってもなあ。と。
もらう側の男性社員も、
「義理だとは分かっているけれど、もらった以上は、ホワイトデーで何か返さないといけないなあ。
500円のものをもらったら800円とか1000円程度にしないと…」
かける、もらった数。
あるいは、女子社員一同からでーす、なんて1箱どーんともらったけれど、
それが案外高額だったりした場合、
返すときは、ちょっとしたもので個別に…となりかねなかったり。
結果、数倍の出費になってしまうこともざらだ~と嘆く人も。
バレンタインって、そもそもなんすか?という話
そもそも日本でバレンタインは誰が決めたのか?
バレンタインの由来から説明しますね。
バレンタインデーは、キリスト教から生まれたお祝いで、
海外では、愛し合う男女が、互いにカードや贈り物をしあう日です。
ではバレンタインとはどんな意味かというと、これは人の名前。
3世紀のローマの司祭に、バレンタイン司祭という人がいました。
当時、ローマの兵士は結婚が禁止されていたのです。
愛する奥さんや恋人がいると、戦地に向かう際に、後ろ髪ひかれて行きたくなくなってしまうから、最初から結婚とかしちゃダメ!となったわけです。
でも、禁止されたから、そうですか~ともいかないです。
人を好きになる気持ちはどうにもならないですよね。
好きあっても結婚できない気の毒な恋人たちのために、
司祭は内緒で結婚式をしてあげていました。
それが当時のローマ皇帝の耳に入り、逆鱗に触れた司祭は処刑されてしまいました。
それが、2月14日なのです。
以降、この日を「バレンタイン司祭を偲ぶ日」として人は大切にしてきました。
それがやがて、親子でカードを贈りあったりする習慣や、
愛し合う男女が、愛する気持ちを伝えあう日となりました。
贈り物をする場合もありますが、チョコレートと限定はされていなくて、
カードや花、お菓子などを「両想いの男女同士が送りあう」日が元々なのです。
告白の日だったわけではないのです。
バレンタインに本命「チョコレート」を贈るのは日本と韓国だけ??
「バレンタインデーには、女性側から、好意を持っている男性にチョコレートを贈る」という
風習が根付いているのは、日本と韓国くらいのようです。
義理チョコという言葉や
「お世話になった人に義理のチョコレートを渡す」というところまで変形して発展したのは、実は世界でも日本だけなのです。
流行らせたのは、日本のお菓子メーカーでしょうね。
10年ほど前は、年間消費の1/4ほどのチョコレートがバレンタインデー前後に売れていたらしいです
(この情報は2008年版知恵蔵より)
製菓業界の中のどの会社が普及させたのかは諸説ありますが、
「メリーチョコレート」や「モロゾフ」では?というものが有名です。
ネットで見ると、日本のお菓子屋さんの〇〇が最初にチョコ菓子を売るイベントとして…なんていうものもあるようです。
どれにしても、お菓子会社の販売戦略に、
まんまと乗ってしまったわけですね 😐 😐
バレンタインの義理チョコを禁止した職場
私の知人たちの職場では、バレンタインの義理チョコを禁止したそうです。
3人しか聞いていませんが、そのお話をしますね。
日本にはお中元とかお歳暮文化がありますので、
そういうものだと割り切っていた女性社員の方もいたそうですが
まあ、会社が廃止というなら、別にいいよという感じで、誰も反対しなかったそう。
若い社員たちは、男女ともに賛成ムードが大きかったらしいです。
結果、若い人も年配の人も
お互いに無駄な時間もお金も使わずにすむので、
もめることもなく義理チョコは消滅し、喜ばれているそうです。
年末年始は意外とお金を使いますし、
ボーナスだって最近はね…という会社も多いですから、
義理チョコがなくなれば、義理でない、
旦那さんや本命の彼氏へのチョコや贈り物に時間やお金を使える。
そんなメリットもあります。
言い出すのは、会社(社長)からか、男性側からだったそうです。
いつもいただいていて悪いのだけど…という切り出し方で、
「毎年素敵な贈り物をくれる気持ちは嬉しいけれど、
みなさんも負担になるだろうし
返す側も、特に営業などだと、お客さんからもらうこともあるので
沢山のお返しが必要で、負担なんです」
「わかってあげて~」
と、女性を立てるような言い方、かつ、正直な意見でみんな納得。
ここでは、「廃止したい!」目線で書いていますので
それをお互いに楽しみにしている!という会社や、
コロナでコミュニケーションの機会も減ったし、
飲みの席も減ったから、そのくらいは…というムードなら、難しいですが。
お互いが、ちょっと負担…と、モヤモヤッとしながら
やっていることがわかったら、
思い切って義理チョコを廃止する提案もいいですね。
ただし、職場は人間の集まりであり、
みんなの合意でしていくことが大事になってきます。
それとな~く、互いに聞いてみて、
さらに、それが大多数の意見であるとわかってからでないと、
いきなり提案しては、ぎくしゃくの原因になってしまうかも。
権限のある社長などが、大号令でしてくれると悩まなくてもいいですね。
または、バレンタインもホワイトデーも、
会社から、ちょっとしたお茶菓子が全員に配られて、おしまい。など。
元々は、互いに愛情を確認しあう日だったのですから、
お互いの感謝の気持ちを確認しあう日、ととらえてもおかしくないわけですから、
おかしくはないと思いますね。
義理チョコ「だからこそ」欲しい人もいるので注意です
余談ですが…
私の元上司に、もらったチョコを奥様やお嬢さんへのお土産にしていた方がいました。
お返しはいつも奥さんやお嬢さんが揃えてくれているので、
感覚としてはお中元・お歳暮のミニバージョンですね。
それが人気のバロメーター、とまではいわないですが、
パパ、義理チョコ減ったね?嫌われてる?なんて、冗談でも言われてしまうと切ないんだよね~と聞いたことがあります。
会社のパパのこと、家族はわからないですからね。
そんな人も、会社で禁止になってさーといえば、心配されずに済みますね。
立派な本命チョコや意味深なギフトを持ち帰られたら、
えっ?となって家庭不和の種にもなりそうですが
明らかに「義理」だからこそ、欲しい人もいるということで。
以上、
「バレンタインの義理チョコ職場でやめてよ!」をテーマに書いてみました。
なにかの情報がお役に立てば幸いです。