今や日本人の死亡要因1位となったがんですが、
人の体内には毎日5000個のがん細胞が発生しています。
それでもがんという病気にかからないのは
NK(ナチュラルキラー)細胞という免疫細胞が排除するためです。
異常な細胞が発生したときに
がん細胞だけではなく、ウィルスも撃退してくれる
NK細胞をより活性化させて免疫力を高める方法のアレコレや
食べ物で効果が期待できるもの、nk細胞の癌に対する効果について
お伝えしますね。
nk細胞を活性化する方法は?
笑う
笑うと脳の「間脳」と呼ばれる部分に興奮が伝わります。
すると間脳は情報伝達物質の神経ペプチドを生産して
神経ペプチドは体中を巡りNK細胞を活性化してくれます。
作り笑いでも笑顔の時に使う筋肉を動かすことで
脳が騙され、本当に笑う時と同じ効果が得られます。
ストレスを貯めない
先ほどの神経ペプチドが伝えるのは
笑いのような良い情報ばかりではなく
悲しみやストレスなどの悪い情報も伝えてしまいます。
NK細胞はマイナスの情報を受け取ると働きが鈍くなってしまいます。
生活しているとストレスを感じる事から
逃れる事は難しいですが
嫌なことがあっても眠ったらリセットして
翌日には持ちこさないように心がけましょうね
体を温める
体温が高くなるとHSP(ヒート・ショック・プロテイン)
というたんぱく質が体内で量産されます。
HSPは免疫細胞に敵を知らせる偵察役の細胞を増やし、
さらにNK細胞を活性化させます。
体温を上げるにはいつもより高めの温度で
お風呂に入る高温浴という方法があります。
高温浴は舌で計る体温計を使い
体温を気にしながら入浴します。
汗をかくので、お風呂場に入る前に
十分に水分補給をしてくださいね。
はじめ40~41度のお湯に10分ほど浸かり
体温を37度程度まで上げます。
入浴後は10分から15分ほど
バスタオルやバスローブで体を冷やさないように保温すればOKです。
このとき冷たい飲み物は飲まないようにしてくださいね。
40~41度のお風呂で体温を37度にまで上がることに慣れてきたら
42度のお風呂で体温を38度にあげるようにします。
苦しく感じることがあれば
無理をせずに中断してくださいね。
高温浴は毎日行うと体に耐性ができてしまうのと
HSPへの効果は3日間続くので
4日に1回の割合で高温浴を行うと効率が良いです。
軽い運動
ウォーキングやストレッチなどの有酸素運動を楽しみながらすると
β-エンドルフィンというNK細胞を活性化させるホルモンが分泌されます。
ただし、激しい運動や長時間の運動は
NK細胞の活動が著しく低下しますので禁物です。
目安としては20分ほどの
早足のウォーキングがちょうど良いです。
おすすめは森林浴で、
樹木の香りにリラックスされストレスが軽減されるだけでなく
歩くという運動効果でNK細胞が活性化されます。
夜にしっかり睡眠を取る
NK細胞は夜11時を過ぎると活動を抑える為
徹夜をしたり夜更かしをしないようにしましょうね。
nk細胞を活性する食べ物は
ヨーグルト
ヨーグルトは1日100ccで
NK細胞の目を覚ますような効果が表れ、
数日間NK細胞の免疫効果が持続します。
シイタケ
β(ベータ)-グルカンはNK細胞と
マクロファージという細胞を刺激して
一緒に免疫力を高めます。
空腹の時に摂ると腸の免疫細胞に働きかけるので
より効果的です。
同じキノコ類のアガリクスも
β-グルカンを多く含む食品として知られていますが
実物は手に入りませんがサプリで摂取することが出来ます。
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nk細胞の癌に対する効果は?
体内で毎日がん細胞は発生していますが、
NK細胞の働きが悪くなると
がん細胞は分裂し増殖を繰り返し
6mmほどのかたまりになると独自の臓器になります。
初期がんが発生してしまうとNK細胞の量が不足し
がん細胞を排除しきれなくなってしまいますので
この時点でNK細胞の免疫効果を上げても
がんを消滅させる事ができなくなります。
しかし、小さながん細胞はNK細胞だけで死滅しますので、
がんの転移を少なくすることが出来ます。
まとめ
以前は「がん家系」という言葉がありましたが、
実は先天的な癌は5~10%と少ないものです。
癌になる原因は加齢や環境によりますが、
がん細胞を排除してくれるNK細胞の働きは
10代後半がピークでその後減り続け
50代で半分になってしまいます。
さらにわずかなストレスでも働きが弱くなってしまいますので
どの年代の方でもNK細胞を活性することが大事になりますね。