夢のマイホームに引っ越して、ご近所への挨拶を済まし、荷物もだいぶ片付いて生活に慣れてきたと思っていた矢先、ふと、だるさを感じたり眠れなかったりしていませんか?
もしかしたら引っ越しうつ病にかかっているかもしれません。
当てはまらなければいいのですが、意外と多い引っ越しうつ病についてお伝えしますね。
引っ越しうつ病とは?
引っ越しの時にうつ病になることを、引っ越しうつ病といいます。
別名を放心状態で白い壁を見る様子から「白壁症候群」とも呼ばれています。
引っ越しは体力的にきつくなるだけでなく、今までの住み慣れた環境や人間関係から離れ、新しい環境へと大幅に変わります。
知らない地域の風習や、知り合いもなかなか作れないといった環境に孤独を感じてストレスになります。
また、新しい家に引っ越しをするときれいな家のままで保ちたいと過剰に思い掃除をしなくてはいけないという強迫観念に捉われストレスになります。
頑張りすぎる事で知らないうちに自分のストレスの許容範囲を超えてしまうとうつ病が発症してしまう事があります。
新しい場所で自分の存在感を自宅以外に見つけにくい理由から、主婦の方や自営業の方に多くみられます。
引っ越しして妻がうつになったかも その症状は?
・家事がすすまない
何事も行動を起こすのがきつくなり、今まで当たり前のようにこなしていた掃除、洗濯、炊事がおろそかになります。
・外出したくない
外に出る気にならないので、日常の買い物でさえ面倒になります。
・食欲がない
食欲不振のため体重が減少することもあります。
・朝に起きることができない
眠れなくなるため夜中から明け方に目が覚めてしまいます。不眠が続くため朝に起きることがつらくなります。
引っ越しのうつ病を克服するには?
ストレスを軽減するために思考をきりかえてくださいね。
・ゆっくり地域になれましょう。
普通に生活をしていけば、自然と生活圏内は広がるものです。
引越して間もない頃に「スーパーはここ、銀行はここ、美容院はここ」と探さずに、「宅急便送りたいからどこに行こうかな」とコンビニや郵便局、宅急便の支店など必要になってから探しても十分です。
せっかく縁があって住んだ町なので引っ越ししてきた当初は新しい発見を楽しんでください。10年後にはそんな新鮮な時が羨ましくなるほど当たり前になってしまいますからね。
・家をきれいなままにしようと思わないでください。
ずっと家族と住む家だから少しくらい汚れたり傷がついてもいいです。
今着ている服も物も以前住んでいた家でさえ初めは新しいものでした。新品のままで保つという事は使わないしか方法はありません。
それよりも大切に使うという事を心がけていけば、お子さんがつけた傷の跡を今は叱ったとしても何年か後には思い出を振り返れるきっかけになります。
ただ引っ越しうつ病といえども一時の事と考えず慢性化する可能性もありますので、2週間以上躁うつ病の症状が続くようであれば診療内科に行く事をおすすめします。
おわりに
引っ越しうつ病かも知れないと思っているあなたが今回の記事がヒントになって状態が良くなればとても嬉しいです。
「どうして今まで出来ていた家事などができなくなったんだろうか」
「朝、起きることが出来ないのだろうか」
などと、ご自分を責めずに気楽になさってくださいね。
そのようにご自身を責めると余計に悪化させることになりますから。
とにかく「ゆっくり、気楽に」を合言葉にいきましょう。