ママにとって赤ちゃんの尿の色が濃いときや臭い時などは病気ではないかしら?と心配になったりしますよね。
今回は赤ちゃんの尿の色で病気の心配がある色とは何か?尿の回数の多いとき少ないときに疑われる病気についてご紹介いたします。
赤ちゃんの尿の色が濃い臭い場合の原因は?
赤ちゃんのおしっこが色素が濃かったり、臭いがきついのはなぜでしょうか?
もちろん毎回毎回、色が濃かったり、臭いわけではありません。
おしっこの色や臭いは赤ちゃんの健康状態のサインでもあります。
おしっこの色が濃くなる理由として、水分不足だったり、たくさん汗をかいて発汗量が多くなるといつもよりも濃くなります。
また、食べたものや飲んだものも影響しています。
おしっこを濃くするものとして、果汁中の色素によって濃い黄色になったり、臭いがきつくなったりします。
大人でも食べ物や体調によって、尿の色素や臭いがきつくなったりします。
赤ちゃんのおむつは白いためハッキリ目に見えるため分かりやすいですよね。
尿中の「ウロビリノーゲン」や、尿酸カリウムという物質が空気に触れ、酸化すると、色が濃くなります。
おむつ交換の時間が空けばそれに比例してアンモニア臭も強くなっていきます。出来る限り、頻繁におむつ交換をしてあげてください。おむつかぶれ防止にもつながります。
赤ちゃんの尿の色で心配しなくていい色は?
オレンジ色
淡いレモン色
麦わら色
レンガ色
これらの場合は本人が元気であれば、食べ物や汗の量などが原因ですので、特に心配する必要はありません。
ただ明らかに真っ赤だったり、紅茶のような茶色であった場合、血尿の恐れがおります。
赤ちゃんの尿の色や回数で病気が疑われる時とは?
赤ちゃんの尿が赤い場合は?
・血尿や尿糖(血液中の糖が尿に排出されること)が出ている場合は、腎臓の異常が疑われます。
赤ちゃんのオムツに膿がついていて尿が出にくい場合は?
・おむつに膿がついておちんちんの先端が膨らんで、おしっこが出にくい、痛がっているなどの症状があれば亀頭包皮炎が疑われます。
赤ちゃんの尿の回数が多い場合は?
・極端な頻尿は、膀胱炎や感染症・尿崩症の疑いがあります。
しかし、尿崩症は非常に珍しい病気ですので、めったにみられません。
寒くてあまり汗をかいていないとおしっこの量は増えますので、気温や天候などとも合わせて判断してみてください。
赤ちゃんの尿の回数が少ない場合は?
おしっこの回数が少ない場合は、脱水症状の恐れがあります。
特に夏場は汗をかきますので、おしっこの量が自然に減ります。
いつも以上に意識して、ミルクや母乳、お茶など水分の量を増やしてあげてください。
ただ、おしっこが3~4時間に一度出ているのなら心配はありません。
赤ちゃんに発熱もあり尿の異常がある場合は?
あれ?おかしいな?と思った時は、おむつ以外のこともチェックしてみてください。
・顔色は悪くないか。
・機嫌は悪くないか・
・おっぱいの量や離乳食の量は?
・発熱や、発疹などはないか?
など確認してみてください。
上記のような症状もあり、尿の異変がともにあるのであれば、泌尿科泌尿器系の病気のおそれがあります。
悪化すると腎不全や尿毒症を引き起こすこともありますので、これらの症状が出た場合は、小児科で受診をしてください。
その際は、異常が出ているおむつをビニールなどに入れて病院に持参してください。
まとめ
赤ちゃんはまだハッキリと意思表示が出来ません。親である私たちが変化に気づいてあげることが必要です。
季節や気温、食事内容なども踏まえて判断が必要ですので、普段から、意識してこまめに確認してあげてくださいね。
普段通り元気に遊んでいたり、食欲もいつも通りならばそんなに神経質になる必要はありません。
ただ、やはり自己判断では不安な場合は小児科で受診しましょうね。