溶連菌感染症は大人にも移ります。
お子さんが感染している場合は特に注意が必要ですね。
兄弟間では約50%、親子間では約20%の確率で移るとも言われています。
ただ、大人が感染してしまった場合は風邪と初期症状が似ているので、判断が難しいようです。
仕事も忙しいし、家事も忙しいし…、ゆっくり休んでいる暇もないのよねというのが大人の本音。
わかります!
だからこそ、溶連菌感染症が流行する時期には十分備えていく必要がありますね!
特に妊婦さんは気を付けてくださいね。
さて、大人がかかる溶連菌感染症がどんな感じか簡単にまとめてみましょう。
■溶連菌感染症 大人の初期症状
大人の初期症状は風邪と似ていて間違いやすい…という特徴があります。
大人はある程度の免疫があることから、子供のような代表的な溶連菌感染症の症状が現れるというよりも「あれ?風邪かな」と思うくらいが多いようですね。
発熱、頭痛、咳やのどの痛みと言ったところです。
■治療法
治療法は子供の場合と同じく、病院から処方される抗生物質を適切に飲んで、安静に過ごすことです。
風邪のようにいつの間にか治ってしまうという病気ではないので、7~10日は抗生物質を忘れずに飲みましょう。
リウマチ熱や急性糸球体腎炎の合併症がないかどうか、こちらも子供と同じように時間をおいて尿検査をしてもらうことを忘れずに!
そうそう、治療法はきちんと病院の指示に従ってくださいね。
大人の場合自己判断が出来るので、ちょっと良くなったと思ったら、薬を飲むことを止めてしまったり、尿検査をしなかったりなど…そんなこともあるかもしれません。
でも溶連菌感染症の完治は発症から2週間~1ヶ月かかることを覚えておいてください。
■予防法
予防する方法は風邪と同じですが、大人の場合は体が弱っている時といった、体調がすぐれない時にかかることも多いようです。
手洗い、うがいはいつも心がけておき、最近疲れたなぁ~と思ったら無理をせずに体調を整えておくことが大事です。
人の事を言えた立場ではないのですが、いつでも「無理は禁物!」ですよ。
■溶連菌感染症 仕事はいつから?
抗生物質を飲んで24時間経過すると、感染力が低下するのは子供の場合と同じです。
軽い風邪のような症状で済む場合は2~3日休んで体力をきちんと回復させてから出勤しましょう。
でもやっぱりここは病院の先生にきちんと相談して、いつから出勤して良いか確認してください。
それと会社で感染症の規程がある場合はそちらも確認しておくと良いですね。
自分は大丈夫!と思っていても、会社でウイルスをばら撒いてしまうかもしれないですから…。
本日のポイント
仕事はいつから?ー病院での相談と会社での感染症の規定の
確認をしておきましょうね。