トラッキング火災の恐ろしさはよく報道されています。
数日家を空けて帰ったら火災で全財産を失っていたという
こともあります。
トラッキング火災で
一瞬のうちにすべてを失った知人があります。
トラッキング火災の原因と予防法は?
仕事が忙しくてなかなかこまめに掃除ができない
当時30代の女性でした。
仕事で月に1回お宅にお邪魔していたのですが、
バリバリに仕事をしているので生活は裕福そのもの。
家も立派、家具もお見事
二人の会話の中でふとしたことから
「今の幸福っていつまで続くのかなあ。
マッチ1本で火事などにあえば全て失うものだよねえ」
とお互いに冗談まじりで。
そして数ヶ月後、深夜に電話がかかってきて
受けてみるとその女性の泣き声でした。
「私はマッチ1本さえも不要だった
漏電、トラッキング火災で家に帰ったらすべてが
灰になっていた。。」
☆トラッキング火災の原因と予防法
このあたりはよく耳にされると
思いますが念のために書いておきます。
トラッキングとは、
家電製品のプラグをコンセントや
タップに長期間差し込んでおくと、
その間にホコリが溜まり湿気を帯びます。
そしてプラグ両極間で火花が出る現象です。
この状態を長く放置しておくと絶縁状態が悪化し、
プラグ間に電気が流れ発熱・発火し火災に至ります。
トラッキング火災が起こりやすい場所として
大型家具の裏
結露や湿気があり長期間差し込んでいるプラグ
台所や洗面所、トイレや水槽などの
水のかかりやすい場所に差し込まれているプラグ
がよくあげられます。
☆トラッキング火災の予防5か条
1、点検を兼ねてこまめに掃除をする。
コンセントから抜いたプラグを古い歯ブラシでブラッシング
細かい汚れを取り除いた上で乾いた雑巾で拭き取る。
濡れた雑巾掃除は不可
2、大型家電、家具の裏などの掃除がしにくい場所の対策
本体にホコリを除ける工夫が施されているプラグや、
コンセントの口に差し込むホコリ除けを使用する。
OA機器用の延長コードを使用すると
手が届かない場所のコンセントのON・OFFも
手元でできる
3、家電の使用後は
コンセントからプラグを抜く習慣を身につける。
4、長期間の外出の際は、プラグを抜いておく。
5、プラグやコンセントが異常に発熱したり
ススが付いている場合は、すぐに使用停止する。
東京消防庁のホームページでも
「住宅防火10の心得」の一つに
【コンセントの掃除を心がけましょう!】と
トラッキング火災の注意喚起がなされています。
【ハウスクリーニングの利用】
でも知人のように忙しくて掃除ができない。
実際に毎日仕事で疲れているあなたには
それは分かっているけれどそんなにこまめに掃除は
できないよと思われることでしょう。
そこでお近くにあるハウスクリーニング業者に
【トラッキング火災予防のための掃除だけ】
してもらえないかとフリーダイアルで
相談してみるのもいいと思います。
やはりプロならではの視点で私が見落としていた
箇所などしてくれていました。
通常の掃除よりも私の場合はかなり安かったです。
毎月毎月してもらう必要もありませんし。
費用はかかるとはいえ、私の知人のように
トラッキング火災で全財産を失うことを思えば安いものでは
ないでしょうか。
お互いに何が起こるか分かりませんが、注意して
防げることは手を打っておきたいものですね。