自分の親が認知症になってしまったら・・・何かできることはないか、情報を集めて、試していきたいですよね。
今回は、認知症の改善に繋がるとして注目されている、ココナッツオイルについてお伝えしていきます。
なぜココナッツオイルが注目されているのか、摂取量の目安とその方法についてなど、参考にしてくださいね。
ココナッツオイルの効能 認知症にはどう作用する?
一言で認知症といっても、いくつもの種類や、様々な原因があります。
その中の1つとして、脳内でブドウ糖が不足しているような状態になり、認知症になる場合があります。
脳の細胞は、ブドウ糖をエネルギー源にして活動するのですが、
何らかの原因で、脳がブドウ糖を上手く使えなくなると、認知症の症状がでるそうです。
そして、この状態の改善に対して、ココナッツオイルが有効なのでは?と注目されているのです。
ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸という成分が豊富に含まれています。
他の食物に比べると、ズバぬけて多いのだとか。
中鎖脂肪酸は、体内に入ると「ケトン体」という物質を作り出します。
この「ケトン体」が、脳内でブドウ糖の代わりをするエネルギー源となってくれるのです。
脳がブドウ糖を上手く使えなくても、ケトン体が脳の活動をサポートしてくれるのであれば、脳細胞はしっかり活動しますよね。
このことから、ココナッツオイルを飲むことでの認知症の改善が、期待されているのです。
ココナッツオイルが認知症に良いのは嘘?
ココナッツオイルを飲んで、症状が劇的に改善された人もいれば、まったく効果がなかった人もいます。
それは、その人の認知症の状態によるものだと考えられています。
認知症の症状は様々ですし、進行具合は人によって違うものです。
例えば、脳の細胞が死んでしまっている状態では、いくらエネルギー源となるケトン体を増やしても、脳細胞は活動しません。
また、脳内でブドウ糖が上手く使えないことではなく、他のことが原因なのであれば、
ココナッツオイルを飲んでも変化は期待できないでしょう。
ですから、ココナッツオイルが必ず認知症の改善に効果があるとは言えないのです。
そして、大切なポイントですが、ココナッツオイルは認知症を完治させるものではありません。
あくまで、「症状の改善」に繋がる場合があるとして、注目されているのです。
認知症についてや、ココナッツオイルの効能については、現時点では、まだまだ研究途中となっています。
ココナッツオイルで認知症の改善を その摂取量と使い方は?
ココナッツオイルの摂取量の目安は、1日に大さじ2杯程度となります。
そして、1日量を、1日3回に分けて飲みます。
ケトン体が作られ、脳に届いている状態をキープするためには、
1日3回(少なくとも朝・晩の2回)という間隔で飲むのが良いとされています。
コーヒーや紅茶に入れて、サラダにドレッシング代わりにかけて、バターや油の代わりに料理に使って、
ココナッツオイルを摂りましょう。
ただし、お腹を壊す場合もありますし、合う・合わないもあるでしょうから、最初は、少量から始めるのがおすすめです。
まとめ
65歳以上の人のうち、4人に1人が、認知症もしくはその予備軍と言われています。
手軽に取り入れやすいココナッツオイルが、認知症の改善につながるとしたら、すばらしいことですよね。
「症状が改善された人もいるし、一度試してみよう」といったスタンスで、取り入れてみるのも良いのではないでしょうか。