昨日9月1日は時折小雨が降りながらでも
最後まで開催されて良かったと思います。
そこで富山の八尾おわら風の盆を
違った視点で楽しく見て頂くヒントになればと
思って書いてみます。
踊り手の苦労知っていますか
よく女踊りは幽玄でしなやか♪
手や足の角度が見事に揃える
練習の厳しさなどはよく知られています。
でもその踊り手さんの別の苦労は
あまり知られていないのでその点も
知っておわら風の盆をご覧になると
一味違ったものになりますよ。
私が話しを聞いたのは
50代後半の女性の踊り手さん。
「あのすげ笠って見る側からは
いいなあって思われるでしょうが
踊る側からはほとんど前が
見えないので
足元もこわーいのです。
お互いに見えないから
仕方ないんですが私は思いっきり
足を踏み付けられてものすごく痛い思いを。
だからこんな痛い思いするのは
コリゴリだと次の年からは踊るのをやめたのです。」
のぞきからくり 越中八尾おわら
でもおわらの風の盆の雰囲気は好きだから
これを購入して楽しんでいるのよ
と教えてもらったのが
「のぞきからくり 越中八尾おわら」
という仕掛け本でした。
風の盆の1つの風景を
写真5枚と穴の開いた台紙を重ねて
伝統工芸品である「越中和紙」で
つなぎあわせてある。
縦に伸ばして
一番上の穴から覗くと。。。。。
八尾の石畳の町並みを舞台として
踊り手さんたちが練り歩く姿が
立体的に浮かびあがってきます。
公式サイトで動画があります。
http://www.well-corp.jp/owara/
価格は2000円(税込)で
八尾町商店街や富山石川の
主要書店で購入できるそうです。
今日9月2日は朝からとても
天気がいいので全国からわざわざ
富山まで来られたみなさんが楽しまれると
いいなあと思っています。
参考文献
読売新聞富山版