乳幼児を保育園に預けようとしたときに
必ず「認可」と「認可外」「無認可」や「認証」保育園
こんな言葉にぶつかりますね。
「無認可」保育園とか書かれていると少し不安に
なったりしますね。
また「認可」保育園ならばどんな点がいいのか
では「認可外」保育園は良い点がないのか。
費用やメリットなどをまとめてみました。
保育園の認可と認可外と認証の違いは?
「認可」と「認可外」や「認証」って何?
まずこう思ってしまいますよね。
先ず実は「認可」と「認可外」の区別が
あるのは保育園のみなんです。
幼稚園はすべて認可なのですね。
幼稚園は文部科学省で定められた
学校の一種とされています。
だから「認可外」の幼児施設を幼稚園と言うことは
原則許されていないのですね。
そこで「認可」と「認可外」の区別があるのは
保育園のみとなるのです。
ご参考までに保育園の管轄は厚生労働省です。
「認可外」を「無認可」と言われたりしていますので
「無認可」保育園とは「認可外」保育園のことです。
「無認可」保育園ときくと、「認可外」保育園よりも
安全でない印象を受けますが、同じ意味なんですよ。
では「認可」と「認可外」は何で分けるのか?
「認可外」って言われると「怪しいんじゃない?
ちょっと不安な感じだわ」
そんな気持ちにもなりますが、そうではないんですよ。
国から認可を受ける条件があって
・設備
例 2歳以上児1人当たり3.3㎡(児童が実際に遊戯できる面積)以上であることなど
・保育士の数
例 乳児3人につき1人以上など
こんな条件がクリアーできていたら
「認可」 そうでない場合は「認可外」となってしまうだけなんですね。
となると、東京都のように土地の価格も高くて
「認可」基準を満たすことが難しいところも出てきて
多くが「認可外」保育園になってしまうんです。
そこで東京都が独自の基準を設けて2001年から
始めたのが「東京都認証幼稚園」と言われるものなのです。
だから「認証」とつくのは東京都だけなんですね。
ここまでのまとめ:
「認可」と「認可外」の区別があるのは保育園です。
「認証」というのは東京都だけ
豆知識:保育園と保育所はどう違うの?
保育園も保育所も実は全く同じことなのです。
法律的な正式名称はすべて「保育所」なんですね。
「保育所」よりも「保育園」という名称が
「幼稚園」の「園」にあわせて響きがいいような
感じもするから使われているようですね。
診療所をクリニックと呼ぶと洒落た感じが
出るようなものでしょうか。
「認可」保育園と「認可外」保育園の費用の違いは?
「認可」保育園の保育料は年収よって決まります。
また自治体が保育料を負担してくれています。
支払先は自治体であって「園」ではありません。
「認可外」保育園の場合は年収は関係ありません。
自治体によって保育料を負担してくれている
ところもあればそうでないところも多いです。
支払先はその「園」に対してです。
ですから「認可」保育園の方が
「認可外」保育園よりも安い傾向がありますね。
例えばある地域で年収400万円の人
「認可」保育園だと月額21500円
「認可外」保育園だと月額51000円
こんな差が出ることもあります。
では安い「認可」保育園に
申し込みすればいいじゃないの?
ところが「認可」保育園には申し込みの条件があって
「保育に欠ける」状態を証明しないといけないのですね。
雇用証明書や就労証明書などが必要ということです。
「認可外」保育園のメリットは何?
その点「認可外」保育園は不要です。
健康保険証と乳児医療証コピーや母子手帳だけでも
OKというところもありますね。
だから都内だと先ずは「認可外」保育園に預けて
働き先が決まったら「認証」(=「認可」)保育園という形にしている
ママもありますね。
ただし保育時間は「認可外」保育園が朝早くから
夜遅くまで預かってくれる傾向がありますよ。
朝6時から22時ごろまでとか
施設によっては夜中も預かってくれたり。
「認可外」保育園には独自の方針で
保育士以外の英語の先生や看護師などが
保育されているという保育園もあるんですね。
「認可外」保育園は「認可」保育園に比べて
園によっていろいろの特色があるのです。
口コミを参考にしたり、足を運んで見学してみると
いいなあと思えるものが見つかるかもしれません。
「認可」保育園へ入園希望していても
定員オーバーでなかなか入園できない。
そんな待機児童が「認可外」保育園入所する場合に
自治体から補助金が出ることがありますので
念のため調べておくのもいいですね。
「認可外保育施設入所児童保育助成金」
などと呼ばれる「認可外」保育園への援助も
ありますので。
次は幼稚園と保育園の違いは何なのか?
どんな基準で選べばいいのかを書いてみたいと
思っています。