今日もご訪問有難うございます。
おせち料理が話題になる
季節になってきましたね。
知人の娘さんの女子高校生から
「おせち料理の食材にエビや黒豆など
使われる意味ってあるのですか?」
と質問されました。
そこで今日はおせち料理の食材の意味を
書いてみたいと思います。
日本人は縁起かつぎが好きなので、
食材にもいろいろな願いが込められています。
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一の重の食材の意味
【数の子】
子宝に恵まれますように、
そして子孫繁栄を。
【黒豆まめ】
まめに仕事ができて、
まめに生活ができますように。
【田作り】
どうか豊作でありますように。
【たたき牛蒡】
どうか良い運命がきますように。
また豊作でありますように。
【昆布巻】
喜ばしい(喜こんぶ)できごとが
多くありますように。
また縁結びのご利益(りやく)
がありますように。
【くるみ】
家庭が円満でありますように。
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二の重の食材の意味
【お多福豆】
多くの幸福がやってきますように。
【伊達巻】
反物の形から、
衣服に恵まれますように。
【錦卵】
金色、銀色に見立てて、
財産が豊かになりますように。
【栗きんとん】
栗きんとんの色から
お金がどんどん貯まりますように。
【紅白かまぼこ】
紅白によってめでたさを表して
日の出の形から、成功しますように
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三の重の食材の意味
【エビ】
エビの姿を通して
腰が曲がるまで元気に過ごせますように。
長寿でありますように。
【ブリ】
ブリは成長するごとに名前が変わる
出世魚と言われます。
出世できますように。
【鯛】
「めでたい」という言葉から
お祝いごとの象徴として。
【ワカサギ】
子宝に恵まれますように。
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与の重の食材の意味
(四を使わないのは、縁起をかついでのこと)
【紅白なます】
紅白でめでたさを表し、
平和でありますように。
【里芋】
子宝に恵まれますように。
そして子孫繁栄しますように。
【レンコン】
孔が空いているので遠くが見える
そんなところから
将来の見通しが良くなりますように。
【くわい】
仕事、学業が成功しますように。
子孫繁栄しますように。
おせち料理を重箱に詰めて重ねて用意するのも
「めでたさを重ねる」という縁起かつぎです。
本来は四段重ねが正式なのですが、
家風や地方によっては五段重の場合もあります。
また近年はシンプルに三段重も増えたりしています。
最近は高校生がこのような
おせち料理の食材の意味に関心を
持つことを知り、嬉しくなりました。
今日の情報がそんなあなたの
お役に立てば幸いです。