話し方が上手いと仕事でもとても役に立ちますね。
知人にとても分かりやすく話をする人があります。
どうしてそんなに分かりやすい話ができるのですかと
質問したことがあります。
その時に「難しい内容を専門用語を使って説明するのは
簡単なんだ。
その分野のことを全く知らない方に
難しいことを平易な言葉で如何に分かってもらえるか
そのこと1つに心がけてきたんだ」
先ず大前提はその分野について圧倒的な知識が
あること。
そうでなければ分かりやすく話をすることは
絶対にできない。
ところがどれだけ知識があっても相手に分かってもらうには
どう言えばいいのだろうという気持ちがないとできない。
相手が10代ならばこんなたとえはどうか
80代の方ならばこんな例で話をすれば分かってもらえるのでは
ないかと研究工夫の連続だそうです。
そして常にひとこと言ってみて、相手が分かっていないなあと
感じたら別のたとえ話にしてみる、いい方を変えてみる
だから自分の言いたい内容の半分も言えないことも
多いそうです。
あれも言いたいこれも言いたいと聞いている方の
理解がついていっていないのにどんどん話をしていく
ならば気楽でしょうが、目的は相手がせっかくご縁が
あって聞きにこられたのだから何とか分かってもらいたいという
あたたかい気持ちが根底にあるのですね。
常に今日はじめてその分野の話を聞きに来た方が
「なるほどそうなのですか、今日はよく分かったあ。
聞きに来てよかったです」と満足されることに全力を
挙げているそうです。
決して簡単なことではないことですが、心がけてみたいと
思います。