子供から七夕の歌の
「笹の葉さらさら~のきばに揺れる」
「のきば」って牙のこと?
このように質問されると絶句!
幼稚園や保育園などでも
「たなばたさま」を歌うので
ママやパパが直面する問題ですね。
今日は七夕の歌詞の
意味についての情報です。
七夕の歌 「のきば」って何なの?
「たなばたさま」の動画がありました。
子供と一緒に歌ってみました。
七夕の歌詞の意味は漢字で書いて
みると少し分かりやすくなります。
「たなばたさま」1番:
笹の葉さらさら
軒端に揺れる
お星様きらきら
金銀砂子
「たなばたさま」2番:
五色の短冊
私が書いた
お星様きらきら
空から見てる
漢字だとお分かりのとおり
のきば=軒端なんです。
牙ではないですよ。
軒端は縁側(えんがわ)の
軒下のことですね。
縁側といっても最近の家にはない
ものが多いので分かりくいかも知れません。
日本の昔の家の独特の構造で
家の建物の縁(へり)部分に張り出して
作られた板敷き状の通路のことです。
子供さんへ「縁側」ってこんなものだと説明するのに
いいかもしれないので動画をのせておきますね。
「笹の葉さらさら 軒端に揺れる」の意味は
七夕飾りの竹笹が、
縁側の軒下でサラサラと
風で揺れている。
このような意味になりますね。
七夕の歌 「すなご」って何なの?
漢字では砂子(すなご)と書きます。
「砂子」というのは
ふすまや蒔絵(まきえ)に使用される
金箔や銀箔などを細かくした粉のことです。
金粉と思われると分かりやすいですね。
また別の解釈もあります。
空の天の川がありますね。
あの天の川を「川」と見て
周囲のたくさんの星を「砂」として
「砂子」と言われている。
そんな説明もありますね。
「お星様きらきら金銀砂子」の意味は
空にはお星様が金銀の
細かい砂のようにキラキラと光っている。
このような感じになりますね。
七夕の歌 「五色(ごしき)」って何なの?
「五色(ごしき)の短冊」
五色とは
中国古代の陰陽五行説というもの
があってそこからきています。
そこでは
青・黄・赤・白・黒の五色のことです。
青は緑、黒は紫で代用も可能と
なっています。
日本では「黒」は縁起が悪い。
そんな気持ちも働いて
「紫」が広く使われています。
七夕の飾り付けの色がカラフル
その理由も分かりますね。
「五色の短冊私が書いた」の意味は
七夕飾りには、私が書いた願い事の
五色の短冊が下がっている。
「お星様きらきら空から見てる」
お星様がそんな私の七夕の様子を
空から見ている。
このようなことになりますね。
七夕の歌詞の全体の意味はこうなります。
七夕飾りの竹笹が、
縁側の軒下でサラサラと
風で揺れている。
空にはお星様が金銀の
細かい砂のようにキラキラと光っている。
七夕飾りには、私が書いた願い事の
五色の短冊が下がっている。
お星様がそんな私の七夕の様子を
空から見ている。
まとめ
子供は「これは何?」「どんなこと?」
「どうしてなの?」
素朴にどんどん質問してきますので
親としては勉強してないとタジタジに。。
子供さんから「たなばたさま」の
歌詞の意味について質問されたら
この情報を思い出して頂ければ幸いです。